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中共十八大開幕 胡・習が主導

2012年11月08日
【新唐人2012年11月9日付ニュース】中国共産党第18回全国代表大会が、世界の注目の中、11月8日午前9時、北京の人民大会堂で開幕しました。胡錦涛総書記は発言の中で、“社会主義旗を高く掲げる”などの共産党の一貫した論調で社会主義路線の堅持を力説しました。
 
胡錦涛総書記は開幕式での政治報告で、大会のテーマを “中国特色のある社会主義旗を高く掲げ、鄧小平理論、三つの代表思想、科学的発展観を指導理念とする”と強調しました。
 
政治評論家・林保華(りん ほか)さんは、今外界が関心を持っているのは政治局常務委員の人事配置で、それによって路線方向が決まると示します。
 
政治評論家 林保華さん
「共産党はこうです。表面上は路線決定後、幹部が決まります。しかし、実際には幹部が確定してから路線が決まります。なぜなら、7人の常務委員は各利益集団の妥協の産物だからです。これらの利益集団の誰が上がるかで、彼らが将来歩む道がわかります」
 
胡総書記はまた報告の中で、全面的に法治を推進し、深く行政改革を行い、最も広範な愛国統一戦線を強化し、発展させるなどの7項目の指示を読み上げました。
 
林さんは、今多くの中国の知識人や海外の華人が十八大以降の政治改革に期待を寄せていますが、疑問を持っている人も多いと述べます。
 
政治評論家 林保華さん
「汚職腐敗しているのは江沢民派だけでなく、全国の権力を持つ人なら、誰でも横領しています。だから、習近平が改革する場合、障害は想像を絶するものでしょう」
 
十八大のもう一つの重点は、共産党規約の改正です。中国問題専門家で時事評論家の任百鳴(にん ひゃくめい)さんは、これらは見せ物にすぎず、中国の人々が関心を持っているのは政治改革実行の可能性だと指摘します。
 
時事評論家 任百鳴さん
「司法において、強制労働制度の廃止は可能なのか。この問題は実質上の進展がありません。これらは習近平が本当に政治改革をするかどうかの試金石でもあります」
 
大会は呉邦国(ご ほうこく)全人代常務委員長が進行役を務め、胡錦涛、江沢民、温家宝、習近平、李克強など10人がひな壇に列席。各地の代表2309人が出席しました。共産党メディアは十八大の開幕式を中継で大々的に伝え、各地の地方テレビ局やラジオ局も一斉に中継放送を行いました。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/萩野 映像編集/工)
 

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